山形MT参加 2002年08月9日〜11日 1日目

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山形MT参加 2002年08月10日


第一弾 山形MT参加 2002年08月9日〜11日 8月10日(土曜日)山形へ向けて


朝、快適なベットの上で目が覚めた。
窓の外に山の頂きが連なってみえた。
天気は快晴。走るには申し分のない天気だ。
ただし、気温が高いのでかなりまいる。

kentaroさんと一緒に、部屋から出て階段を降りると
そこに朝食の準備がされていた。
ありがたい・・・。腹が減っていたので茶碗3杯の飯を平らげる。
安里さんの長女、花ちゃんが怪訝そうに我々を見ていた。
気にしているが、中々近づいてこない。

以前、会ったときはチューをしてくれるまで、仲良くなったのだが
3ヶ月ぶりに会ったので、すっかり忘れられているようだ。
いないいないばーなどをして気を惹こうとするが、逃げられる。
まぁ、そのうち慣れたら寄って来るだろう・・・。

朝のまどろみの中、ともすればそのまま滞在してしまいそうな程、居心地のよい家で
私はすっかり、山形へ行く気力をどこかへ置き忘れていた・・・。
解放された窓から吹き込んでくる、涼しげな風を体に感じていると
灼熱地獄の如く太陽が降り注ぐ炎天下の中400km以上走行しなければならない
現実が全く持って冗談の様に思えてきた・・・。

そんなことを言っても、山形はこちらに近づいてこないのだから否が応でも
バイクを走らせねば・・・。

「さぁ、そろそろ行こうか・・・」
3人は、各々の準備に取り掛かった。
外に出ると、真夏の太陽が降り注ぐ・・・。標高が高いせいか降り注ぐ紫外線の
量もはんぱではない。肌がじりじりと焼け付く。

準備を終え、セルを回した。ミックスジュースを作る音は相変わらずだが、
問題なく始動。kentaroさんも問題なく始動。安里さんは・・・。

上手く始動できない。アイドリングが安定しない。プラグを外すと真っ黒け。
どうやらガスが濃いようだ。ミクスチャーの調整とプラグ交換で、事なきを得た。

高速代を浮かすため、飯田から松本までは下道で行くことにした。
快適な153号線を北へ向け、キャンプ道具満載の3台のHDが爆走していく。
真夏の太陽が容赦なく体に突き刺す。しかしながら市街地と違い
肌を抜ける風は、ことのほか涼しく、走行中はかなり快適だ。

松本から新潟西までは高速を使用した。巡航で120前後、所々150近くまでアクセルを捻った。
快適エボと違い、齢19のショベルにはかなり過酷な条件だろう・・・。
しかし、遅れて走行するのもしゃくなので、120で巡航する安里HDを横から追い越したりした。
同じ道を同じ姿勢で走行するのも、限度がある。
飽きてきた我々は所々、タンデムステップをバックステップに見立て、前傾姿勢でHDを操ったり
足をハンドルに掛けたりと、退屈さと戦うのに必死になっていた。

ここに来て、我が愛車FLHに異常が発生した・・・。タペットノイズが激しくなってきたのだ。
今まで音がこんなに激しくなったことは無い。考えられるのは油圧ユニット死亡か、油路のつまりだろう。
油温も80度近くになっていたので、新潟のPAでしばし休憩を入れた。
しかし、そんなことで元に戻るわけもなく、タペットノイズがカンカンとうるさかった。
走行には問題なさそうなので、取りあえず目的の山形は米沢に向け走らせた。

新潟西で降り国道8号線と7号線を走行。車線も多くかなり快適に飛ばせる。
しかしながら途中、ゆっくりしすぎたせいか、もうあたりは夕闇が迫ってきていた。
目的の米沢までまだ2時間はかかるようだ。もういい加減、走るのには飽きてきた。
疲労もピークに来ている。


米沢に向かう道は路面がアスファルトでなくコンクリートだったりして、
かなり走行し難い。ほとんど溝の無い後輪が滑らないかと気になる。
そんなことはお構いなく、2台のエボは爆走していく。仕方ないので
着いていく・・・。飛ばしすぎのロングはかなり体力を消耗する。
到着した時に、たらふく食べられるよう昼飯は抜いている。


そんなこんなで日もどっぷり暮れた頃ようやく米沢市街に到着。
安里さんがhaseくんと連絡を取り合い、待ち合わせ場所を決めている。
しかし、上手く意思の疎通がいかなかったのかなかなかその待ち合わせ場所に
到着できない。散々、迷った挙句GSで道を聞いたりしようやくhaseくんと合流できた。


MTGの名はギャザリングなんとかというらしい。hase君の案内でキャンプ場に到着。
我々が到着した時には遅乗り大会が始まろうとしていた。HDが150台は停車していた。
暗闇でよくわからないが、こんなに多くのHDを一度に見るのは初めてだ。
暗闇の中、ランタンの明かりを頼りにテントの設営。終了後、減りすぎたお腹を満足させるため
BBQの方に行った。発電機がゴウゴウと音をたて、白熱球がコウコウと明かりを灯すその下で
空腹を満たすべく、残っていた食料をたらふく平らげていた。

近くで歓声が起きては消え、爆音が激しく暗闇の中にこだましていた。
遅乗り大会だ・・・。あまり興味もないので私は、ただひたすらに食べ物をほうばっていた。
疲れきった体と、腹と背がくっつくそうなくらいの空腹を満たすために・・・。

ビールを飲み、米沢牛を平らげ、周囲の方々と楽しく歓談する・・・。
ウエルカムな態度であるが、どこか違和感を覚える・・・。何故かは分からない。
きっと自分がこのような”場”に慣れていないせいだろう。

食事を終えた我々3人は、銀細工の店をみたり、皮細工の店を見たりして時間を過ごした。
昼間の疲れのせいか、早々に就寝した。しかし寝苦しく、周囲の話し声なども気になり
寝付けなかった。kentaroさん、安里さんの両名はぐっすり寝ていた。

そこで私の愛する方々に電話やメールなどをした・・・。特にコギャルの如く
メールの応酬をした方、その節はほんとにご迷惑掛けました。

午前2時も過ぎようかというころ、ようやく周囲の喧騒も静かになり、知らぬ間に寝ていた。
昼間の疲れを癒すが如く、深い眠りに着いた・・・。

8月11日に続く


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