イグニッションコイルから火花がたまに飛ばなくなっていました。当時の私のショベルヘッドにはDYNA-Sの独立点火でが装着されていて、コイルは2個ついています。 そのときの症状はどんな感じかといいますと・・・
コイルも交換したのに全然調子よくなりません。DYNA-S自体の故障も疑いましたが、その前に他に問題はないかと考え、もう一度コイルを取り外しました。
配線を取り外したときです。不調なリアコイルに接続している配線の端子がかなりグラグラしてました。少し引っ張ると、端子が抜けるではありませんか
結局、この端子のしかも圧着端子内部で断線しかかった状態だったので、走行の振動で導通しなくなって失火してたみたいです。図はポイント点火のものですが、基本は同じです。
ポイント点火用とフルトラ用ではコイルの抵抗値が違います。イグニッションコイルは内部で一次コイルと二次コイルが存在しています。
一次コイル側に通電させておいて、点火させるときに遮断します。ポイントでいうとブレーカーカムにカムフォロアが乗って、接点が開いた状態になるときです。
遮断することで磁束が変化し、二次コイル側に高電圧が発生します。コイルの抵抗値の測定方法は以下の図を参考にして下さい。
ポイント用コイル | 4.7Ωー5.7Ω | 16,000Ωー20,000Ω |
フルトラ用コイル | 3.3Ωー3.7Ω | 16,500Ωー19,500Ω |
ちなみに、イグニッションをONにしたままですと、一次コイルに常時電気が流れるので一次コイルが焼け切れるのでご注意下さい。
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